約 1,251,752 件
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/631.html
【種別】 現象 【初出】 XIX巻 【解説】 両界の狭間の構造物たる『詣道』の崩壊に因って起こる収縮運動をダンタリオン教授が『論誼の笈』にて観測し、命名した。 その概要は、世界中の“存在の力”を操る者たちが、あたかも地震でも起きているような振動を感じる、というものだった。視界がぶれ、平衡感覚が失われてしまうため、二代目『極光の射手』キアラ・トスカナなど、空中での高速攻撃を行うものにとっては天災と言えた。 ただし、起こった当初こそパニックに陥っていたものの、それが創造神“祭礼の蛇”本体の帰還が原因と事前の通達で気付いた[仮装舞踏会]の“徒”らは、逆に勝利への絶対的な確信を持つことができた。 東部方面では、リベザルが『朧天震』の発生をきっかけに突撃を開始した。西部方面では、ギリシア・エジプト両方面軍混成部隊を追撃していたフレイムヘイズ追撃部隊が、これを機に撤退していた。 【元ネタ・由来】 【コメント】 ☆教授が命名したにしては、センスが良かったな。 ☆教授のネーミングセンスは決して悪いものじゃなかったぞ。問題があるのは発明品の外見や用途だ。 ☆鏡像転移や『神門』の創造よりはるかに大規模だったな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズやフワワやニヌルタもこの現象に遭遇していたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期で発動したが、何故か墜落した『星黎殿』周辺の地面まで崩壊していた。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/598.html
【種別】 自在法 【初出】 XVIII巻 【解説】 [仮装舞踏会]の禁衛員である“哮呼の狻猊”プルソンが使用していた破壊の自在法。 息を吸い込み、口から破壊の衝撃波を放つ。非常に単純な技だが、その威力は凄まじく、『星黎殿』攻防戦ではただの一撃で『儀装の駆り手』カムシンの瓦礫の巨人の片足や片腕、攻撃までをも粉々に吹き飛ばし、その余波だけでフレイムヘイズに全身を満遍なく鉄棒で強打されたかのような大打撃を与えた。 プルソンは、この自在法と『ファンファーレ』と併用して『輝爍の撒き手』レベッカ・リードを追い詰めた。 【由来・元ネタ】 仏が説法することを、獅子が吼えて百獣を恐れさせる威力にたとえた言葉・獅子吼。 【コメント】 ☆アニメ第3期で登場・使用された。 ☆原理が似た自在法は他に[革正団]のドゥーグの『金切り声』があった。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルやウルリクムミやモレクやチェルノボーグやジャリや[革正団]のサラカエルやドゥーグや[マカベアの兄弟]のダーイン相手にも使用してほしかったな。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/223.html
【種別】 1.我学の結晶 2.炎の色 【初出】 II巻 【解説】 1.我学の結晶 銀色の炎を持つ、正体不明の“紅世の徒”だと思われていたもの。しかし、その色の炎を持つ“徒”のことは誰も知らなかった。 マージョリーが血眼になって捜していた相手。その炎の色から、マージョリーやマルコシアスは“銀”と呼んでいた。 汚れた銀色の西洋鎧の姿をしており、数百年前に人間だった時のマージョリーの元に現れ、彼女の復讐相手を殺戮した。鎧の隙間からは無数の虫の脚が這い出し、銀の炎を吹き上げ、眉庇(まびさし)の中から無数の嘲笑に染まった目を覗かせていた。 XII巻でのフィレスによる『零時迷子』への干渉の際には坂井悠二の中から西洋鎧の左腕を除いた上半身が現われたが、その時は目と虫の脚を持たず、空っぽの鎧の中から銀色の炎を吹き上げるのみであった。 ラミーが黙して語らなかったその正体は、ダンタリオン教授が製作した『我学の結晶14372-暴君II』が『鏡像転移』の際に作り出す、感知した人間の感情に伴い動きその感情を写し取る分身が引き起こす、単なる現象であった。 『暴君』と合一して代行体を得た創造神“祭礼の蛇”は、マージョリーと『万条の仕手』ヴィルヘルミナを足留めする際に、『暴君II』の多重顕現機能を応用して多数の“銀”を顕現させた。この“銀”たちは、一体一体が並の“徒”と同等のレベルであった。 2.炎の色 “ミステス”坂井悠二が、顕現させていた炎の色。 本来なら、悠二の炎の色は、彼をトーチにしたフリアグネ一派の薄い白か、ヨーハン(フィレス)と同じ琥珀色と考えられたが、実際に顕現した炎は銀色であった。これは、『零時迷子』に打ち込まれた『大命詩篇』が原因とされる。 その具体的な意味は今だ明かされていないが、『大命詩篇』は『久遠の陥穽』から現われる時や起動の際に銀色の炎や光を伴い、また“祭礼の蛇”坂井悠二の黒い炎の影は銀色であるため、何か深い関係があると思われる。 【アニメ版】 アニメ第2期で坂井悠二が発現させた銀色の炎は、通常の緋色っぽい封絶に、粘性あるように見える水銀じみた炎が上乗せされたように表現された。 原作ではそのような表現は一切無く、あくまで色が銀色というだけであった。 アニメ第3期では原作通りだった。 【コメント】 ☆作者は何故、この色を創造神の炎の色の影にしたんだろうな。 ☆[巌楹院]や[とむらいの鐘]や[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスが関わっていたら面白そうだったのにな。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/628.html
【種別】 外界宿の施設 【初出】 XVIII巻 【解説】 外界宿がルーマニア北部スチャヴァ県に所有する要塞で、教会を自称している。第二次大戦後の混乱の中、外界宿の工作によって、人間社会からは忘れられた存在となっている。 造りは、簡素な白塗りの壁と低い鐘楼を備えた教会を中心に、周囲に古めかしい城壁を二周りほどである。そこから裾野まで、近代的なコンクリートの分厚い壁が幾重にも張り巡らされている。 [仮装舞踏会]とフレイムヘイズ陣営の全面戦争が勃発した際に、外界宿の西部防衛線最重要拠点として、捜索猟兵“煬煽”ハボリム指揮下の外界宿征討軍西部方面主力軍を迎え撃った。 西部防衛戦司令官ヒルデガルドと同幕僚長ダン・ロジャースが直接防衛に当たり、特にダンの自在法『プレスキット』で強化された防御施設は、ハボリムの『熒燎原』で能力を底上げされた“徒”の軍勢をも跳ね返した。 このアンドレイ要塞の健在により、外界宿西部防衛線は各戦線の部隊や予備兵力を自由に動かせることになり、撤退する西部方面軍各軍にとって頭の痛い存在になっていた。 【由来・元ネタ】 12世紀頃トランシルヴァニア(ルーマニア中部・北西部)に移住したドイツ系ルーマニア人のサシ人が、周辺の遊牧民族の襲撃から教会(と民衆)を守るために防衛施設を追加していき、ついには要塞教会となった。14世紀から16世紀にかけてはオスマン帝国の侵出を阻むために、一層の要塞化が行われた。 1600年頃にはトランシルヴァニア全土で600を数えたというが、現存するのはその半分ほどである。 建築様式はバロック。内装は質素なものである。 ルーマニアでこの種の要塞教会が7つ、ユネスコの世界遺産に登録されている。 「アンドレイ要塞」なる要塞教会が実在するかは不明ながら、作中においてもこのような歴史的背景を持つと推定される。 「アンドレイ(Andrei)」は英名「アンドリュー(Andrew)」のロシア語形。語義は、「雄々しい」「勇敢な」など。聖アンドレは、イエスの十二使徒の一人。同名の守護聖人が二十人以上存在するらしい。 ロシア、ギリシア、スコットランドの守護聖人となっており、ウクライナの首都キエフには聖アンドリーイ教会がそびえている。 【コメント】 ☆[仮装舞踏会]による襲撃では、交通の不便さから無視されていた。 ☆堅牢な要塞なら、他に[とむらいの鐘]のブロッケン要塞や[仮装舞踏会]の城塞型宝具『星黎殿』があった。 ☆城砦型宝具『天道宮』より強固かもな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルやウルリクムミがこの要塞に絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期では舞台の一つとして登場した。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/784.html
【種別】 船舶 【初出】 外伝『アンコール』 【解説】 新世界『無可有鏡』の地中海を遊覧する大型豪華客船。「Lord of the Seas」、「海洋の君主」号とも。略称はLotS。 全長365メートル、全幅45メートル、総トン数22万トンという、世界でも三本の指に入る巨大な客船である。 初登場時は、たまたまベルペオルが[仮装舞踏会]将帥の集合場所に選んだだけであったが、船員のセレーナ・ラウダスを気に入ったためか、二回目の登場時点では、戦闘指揮所を備えた[仮装舞踏会]の拠点のようになっていた。統括は“朧光の衣”レライエ。 この船で、主に新参の“紅世の徒”たちを対象に、『両界の嗣子』ユストゥスのお披露目が行われた。 【由来・元ネタ】 ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が保有する六隻の22万トン級豪華客船が「○○・オブ・ザ・シーズ」という名称になっており、元ネタの有力候補と言える。 なおそれらの船の船幅は65メートル程度と、『ロード・オブ・ザ・シーズ』より一回り大きい。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[轍]のギータやケレブスともこの豪華客船が絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆当たり前だが、[仮装舞踏会]のものっぽくなってもエレベーターなどは稼働していた。歴戦の将帥がエレベーター待ちをしているところを想像すると、クスッとなる。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/442.html
【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 XV巻 【解説】 『空裏の裂き手』(くうりのさきて)の称号を持つ、“觜距の鎧仗”カイムのフレイムヘイズ。 炎の色は空色。神器は左を向いた鷲のバッジ型の『ソアラー』。 強固な外見の中年男性の姿をしている。『空裏の裂き手』を象徴する力の自在法『サックコート』を纏い、空中戦や肉弾戦ではトップクラスの強さを誇った。 19世紀後半に勃発した『内乱』には外界宿サイドの東軍として参戦し、カンザスの戦いで名を上げてカンザス~セントルイス方面の哨戒網を統括するなどの活躍をしたようだ。しかし、19世紀末期には本来の使命から離れ、[革正団]の一員としてフレイムヘイズと敵対していた。1895年にホノルル外界宿を襲撃した時は、ハリエット・スミスを裏切り者と勘違いして殺そうとした『奔馳の抜き手』ジョージを殺害した。 『サックコート』を纏った状態での力は凄まじく、『インベルナ』を展開したフィレスと空中戦で正面から互角以上に渡り合う程だった。 人間だった頃は、頑健ながら平凡な農夫だった。家族との暮らしがあれば自身の平凡な人生に何の疑いも持たない真っ当な男だったが、息子の結婚式に現れた“紅世の王”に息子とその嫁を食われ、その怒りから契約した。 自身が強力であったことや、『約束の二人』等の協力者と出会った事も重なり、その“王”を討滅することにわずか数年で成功した。 しかし、あまりに短期に復讐を遂げたことで、フレイムヘイズとしての使命感を充分に持てなかった彼は、数年を経たのみで残されていた「帰る場所」である家族の元へと躊躇なく逃避した。 フレイムヘイズとなったことで人間時代の関係を全て失っていた彼は、当然として彼ら彼女らに当初は拒絶されたが、献身的な行動の末に再び家族との親交を深めた。 だが、それがかつての生活の再現ではないことから、捨てた物の大きさに気付き、妻に別人として再び愛され始めている事を知って、再び逃げ出した。 その際、妻に自身の過去を告げ、宝具『ヒラルダ』を残していた。そして、自分を追ってくる過去から逃れるために、[革正団]の一員となった。 『鬼功の繰り手』サーレには、1901年にハワイでまみえる前から、フレイムヘイズの使命から外れた討ち手だと知られていたようだ。 [革正団]の同志であるハリー・スミスと接触していた時には、ハリエットの話ばかり聞かされていたようだ。 サラカエルたちと共にハワイ諸島で暗躍し、1901年にサーレと『極光の射手』キアラを「味方であるはずのフレイムヘイズ」の気配を利用して奇襲しようとしたが、『約束の二人』の介入により撤退を余儀なくされた。 その後、ハワイ島でのオベリスクを巡る戦いでは、空中戦の達人“彩飄”フィレスを相手に互角以上の戦いを演じた。 サラカエルが討滅されてからは、『約束の二人』より妻からのメッセージを聞き、ハリエットをフィレスとヨーハンに託してフレイムヘイズの契約を解除し、その答えを聞く前に器が砕け散って消滅した。 【由来・元ネタ】 「クロード(Claude)」の名を持つ音楽家の代表は、「クロード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy)」である。 「テイラー(Taylor)」の名を持つ音楽家もまた多く、19世紀末-20世紀初期の米国の指揮者「サミュエル・コールリッジ=テイラー(Samuel Coleridge-Taylor)」などがいる。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆ほとんどWikipediaを丸々コピペしていたが、多少改訂した。 ☆迷惑な点ではユーリイ・フヴォイカやセシリア・ロドリーゴと似たりよったりだったな。 ☆最期まで逃げ続けた男だった。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]や[仮装舞踏会]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆『内乱』では、『大地の四神』側の西軍と戦った。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、悪党その4として登場している。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、序幕で妻やカイムと共に観客の一人として登場している。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/287.html
【種別】 自在法 【初出】 VI巻 【解説】 フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが繰っていた自在法。 褐色に燃える炎の自在式で『儀装』(瓦礫の巨人)を操るための力の支点。エネルギー流であるカデシュの血脈を生んでいた。 刻まれた物体を統御するこの自在式を周囲の物体に刻み燃え上がらせ、カデシュの血脈を生み出し『カデシュの心室』に接続し、巨人の制御を行っていた。『調律』を行う際は、街中にあらかじめこの自在法を仕掛けておいたようだ。 【由来・元ネタ】 『カデシュの心室』を参照。 【コメント】 ☆アニメ版から登場・使用されていた。 ☆ティリエルの『揺りかごの園』における“燐子”『ピニオン』のような役割みたいだったな。 ☆でも、道路に穴を開けなくてもよかったのではないだろうか。御崎市職員が可哀相すぎる。 ☆マーキングなんだから、しょうがないな。 ☆[革正団]のサラカエル相手にも使用していたら面白そうだったのにな。 ☆[とむらいの鐘]の首領“棺の織手”アシズの『都喰らい』における鍵の糸と役割が似ていたな。 ☆[とむらいの鐘]のブロッケン要塞やフレイムヘイズ陣営のアンドレイ要塞や『天道宮』や[仮装舞踏会]の『星黎殿』や『祭殿』や『色盗人』の『桃源』でも使用してほしかったな。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/588.html
【種別】 自在法 【初出】 XVIII巻 【解説】 [仮装舞踏会]の捜索猟兵である“煬煽”ハボリムの使用する強化の自在法。 自分の足元から薄く地面を侵食する楝色の影(炎)を噴き出し、この影を踏んだ味方を一枚の薄皮のように炎で覆い士気までも含めた全能力を強化する。 その効果範囲は、一度の自在法の発現だけで、広大な戦場一帯を覆い尽くし、優に指揮する軍勢全てに強化をかけられる程に大規模かつ広範囲である。その加護を受けた者は、ハボリムの歌の指揮を直接聞いて即座に行動を取れた。 ダン・ロジャース曰く「一軍丸ごとのブースター」。 さらに術者であるハボリムは、『熒燎原』内の全ての事象を把握し、その内部を一瞬で自在に移動でき、即座の通信をも可能とする、軍勢を率いるに最適の能力である。 【由来・元ネタ】 「熒」とは「光り輝くこと」を意味し、「熒惑」と言えば、火星、火の神を意味する。「燎原」とは、火を付けて野原を焼くことである。 関連すると思われる言葉に、「星火燎原」という四字熟語がある。おおむね「遠くにある小さな火でも、放置すれば手に負えなくなる」という意味である。 「戦乱を司る火星の不吉な光によって燃え上がった炎の原野」という意味だと思われる。無数の“徒”の炎を煽り強める自在法に相応しい名称である。 【コメント】 ☆ゲームではよく出てくる割に、他のメディアではあまり見かけない、いわゆる「補助魔法」。“王”が使う自在法だけあって、見た目も派手だった。 ☆効果範囲内の敵味方を識別して、強化の効果を与えていたのだろうか?だとしたら器用である。 ☆敵=フレイムヘイズ、味方=“徒”&“燐子”で固定だから、効果範囲内の“徒”や“燐子”を無差別に強化しているのかもな。 ☆本格的な乱戦になる前に自軍の範囲だけにかければ、ある程度は効果が持続するのかもしれないな。 ☆XX巻では、乱戦の中で『大地の四神』の一人センターヒルの『トラロカン』によって一度消されたものをまた発動してもちゃんと味方だけに効果与えてるし、ハボリムは『熒燎原』内の事象が把握できるっていうことだから、普通に味方を判別して選り分けてるだろう。フレイムヘイズかどうかまで、はっきりわかるだろうしな。 ☆ハボリムが巡回士オロバスに跨れば、『熒燎原』も『鐙の寵』によってさらに強化されたのかな。あと、巡回士バルマの『羅梭』も効果が似ていたな。 ☆ヒルデガルドの『瞑目の夜景』と比べて、どっちが有用かな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルやウルリクムミやジャリや[革正団]のサラカエル相手にも使用していたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期で登場・使用された。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/454.html
【種別】 現象 【初出】 XIII巻 【解説】 [仮装舞踏会]の『暴君II』が人間の感情サンプルを収集する一連の現象を指す言葉。 強烈な感情を察知すると『暴君II』は当該地に自身の分身を転移させ、周辺の人間を動力源として“存在の力”に変換して吸収、『暴君』本体の一時的な受信機を形成する。 形成された分身自体には何の意思も無く、呼び出した感情の主の欲求や願望に忠実に、まるで鏡のように「やりたかったこと」を行う“代行者”となり、行動を忠実に再現することで感情の在り様を写し取り、『暴君II』は人間の感情とそれに伴う行動を採集した。 これが『鏡像転移』であり、強い感情を持った人間と『暴君』の引き起こす『現象』であった。 なお、採集の際には呼び出した人間(マージョリー・ドーなど)に呼び出した感情に応じた姿を幻視させていた。なお、採集された感情の断片は、坩堝型我学の結晶『吟詠炉』に蓄積されていた。 XIV巻の終盤で、この蓄積された感情の断片を『大命詩篇』最後の式で繋ぎ合わせて、創造神“祭礼の蛇”の仮想意思総体が完成した。 【コメント】 ☆アニメ版から、マージョリーの回想の中で発現していた。 ☆アニメ第2期では、原作通りに清秋祭の終了間際に発現した。 ☆状況からマージョリー以外にも、この現象でフレイムヘイズとなった者がいてもおかしくなかったな。 ☆ティスやノースエアがこの現象に絡んでいたら面白そうだったのにな。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/556.html
【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“布置の霊泉”(ふちのれいせん)。炎の色は紫苑色。 フレイムヘイズ『姿影の派し手』フランソワ・オーリックと契約し、大きな壺型の神器“スプレット”に意思を表出させている。 冷静な性格の女性の“王”。 【由来・元ネタ】 フランスのブルターニュ地方に伝わる水の女妖精グローガッハ(Grogach)であると思われる。その魅力で水辺に男を引き寄せ、銀の網に落として蛙の姿に変え、こき使うという。妖精らしく、鉄が苦手である。 スコットランドには、類似した名前のグルアガッハがいるが、こちらはブラウニーのような存在でおそらく別物。 「布置」とは、それぞれの場所に物を置くことである。「霊泉」は不思議な効果のある泉や温泉のこと。真名全体では、「在るべき場所に湧き出す霊妙な泉」という意味だと思われる。真名の中では、かなり直接的に表現された部類と思われる。 壺を神器にしていること、水の妖精の名を通称にしていることから、水を操る力を持つと思われる。 【コメント】 ☆神器“スプレット”が振動すると声が反響して、しゃべり方がおかしくなった。 ☆性格がチャルチウィトリクエに似てるな。あと、タケミカヅチやジルニトラやガルーやハーゲンティとは面識があったんだろうが、ジェヴォーナやフェイとも面識があったのかな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズやフワワや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナや[百鬼夜行]のギュウキやパラやゼミナや[革正団]のサラカエルとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期で登場した。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、招待客の一人として登場している。